首都圏の西の果てに位置する山間部の奥多摩町は、所有者が空き家や遊休家を処分する際に役立つ「０円空き家バンク」を町のホームページに開設した。

月下旬に開設し、３件の物件を掲載した。所有者と、これらの空き家を無料で引き取りたい人をつなげる意図がある。町は両者をつなぐだけで、実際の契約や物件譲渡の手続きを手伝うことはない。

奥多摩町は、無料で住宅を提供することを知らない人はいない。2015年には、若い家族を誘うために、限定した空き家を無料で提供し始めた。2018年には、このプログラムの下で合計78世帯236人が入居した。既存のプログラムとは異なり、新しい0円空き家バンクには、年齢制限や指定された期間その家に住むための条件は一切ありません。

最近の推計では、奥多摩の空き家の総数は約480件となっています。土地には市場価値がないこと、最寄りの道路から徒歩30分以上かかること、土砂崩れの危険性がある丘陵地の崖の上にあること、基本的なインフラが整っていないこと、人が住めないほど腐っていることが多いことなど、これらの空き家が根本的な価値を持たないことには理由があることが多い。

新宿から西へ73キロ、電車で2時間近くの距離にある。急速な高齢化と地域人口の減少に悩まされてきたが、フリーホームプログラムの効果はほとんどないようだ。2020年7月現在、新宿区の住民数は5,017人で、2015年比8.5％減、1950年のピーク時からは70％減となっている。住民の49％以上が65歳以上。気候は住民にとって厳しいものになります。この町は、冬には1メートルもの雪が積もるところもあり、首都圏でも有数の降雪量を誇ります。2014年2月の大雪の際には、町内のいくつかの小さなコミュニティへの道路が一時的に切断されました。