7月3日~4日にかけて、1泊2日で雲取山の登山ルートを調査してきました。
今回は、上りには利用者の多い鴨沢ルートを通り、七ツ石山を経て雲取山山頂へ。
2日目の下りには、石尾根を通って、鷹ノ巣山手前の浅間尾根から下山しました。
道中では、エゾハルゼミの鳴き声が森の中にひびき、奥多摩の夏を体感させてくれました。
山頂の近くでは、スタッフの目前1mまでニホンジカが接近するという出来事も。この個体は、だいぶ人馴れしているようでした。
花の少ない時期だからこそ、尾根を彩るかわいいい花を見つけるとうれしくなります。
今回見かけたサラサドウダンは、東京都のレッドデータブックにも準絶滅危惧として掲載されている貴重な種です。
この日、都心では気温30℃を越える真夏日でしたが、標高1757.3mの七ツ石山山頂付近の気温は約20℃!
東京都庁の標高が約34mですので、比較すると七ツ石山との標高差は約1723m。
気温減率により、標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がります。
そのため、七ツ石山では都心と比べて約10℃気温が下がるため、
現地では、さわやかな風が吹いていました。
雲取山(標高2017.1m)はいわずと知れた東京都の最高峰
山頂周辺では、コメツガやシラビソなど標高2000m前後ならではの自然を感じることができます。
また、今年は標高が西暦と一致するため、特に人気の高い山となっています。
どのルートも長距離の山行になりますので、タイムスケジュールや体調など万全の準備で登りましょう。
詳しくは、「登山の心得(リンク)」をご覧ください。
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